花マガ(淡路花博20周年記念 花みどりフェアwebマガジン)

淡路島あるある「無人販売所」を探れ!

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レポーター紹介

投稿者西海岸の住人
性別男性
年代60代
住まい兵庫県洲本市
趣味撮影
自己紹介「あなたの淡路島」を発見する一因になるような内容をお届け出来ればと、何の根拠も無く無責任に勝手に考えております。宜しくお願いします。

島内を移動しているとその道中のあちらこちらでよく見かけ、なぜか気になるもの。

さて突然ですが、ここで問題です。

この3枚の写真で連想されるものは何でしょう?

もうおわかりですね。

そうです。地元の人にとても親しまれ愛されている『無人販売所』です。

 

都会では某コンビニさんが最近ようやく実験営業を始めたようですが、ここ淡路島ではすでに10年以上も前から実在していたなんて信じられますか?

実はこれ名前が似て非なるものでして・・・今回直接それぞれのお店の店主さんにお話しを聞いて来ました。その驚くべき実態を報告したいと思います。

 

 

現在島内にどれぐらいの『無人販売所』があるかは残念ながら把握できておりません。

島外から来られる方はつい通り過ぎてしまうと思いますが、じっくり観察してみるとそれぞれお店の個性が出ていて、とても興味深いものばかりです。

 

 

①ピサの斜塔ともち看板

まず初めは、まわりに何も見当たらない道を進んでいると突然、目の前にインパクトのある「もち」の看板が!

思わず車を止めて、お店の前に引き寄せられてしまいます。

そこで目にしたものは「ピサの斜塔」に対抗するかのように存在感のある『無人販売所』。

 

その中には、もち・みかん・文旦・しいたけの他、にんにくやブロッコリーなどの商品が並んでいました。

そもそもは15年位前にご主人がおもしろ半分で台の上にビーチパラソルを立て、その下に自家で栽培していた農作物を並べたシンプルなところから始まり、その後今の形になって現在に至っているそうです。

そんなに年期の入った歴史があるとは恐れ入りました。

通常この様なお店は「野菜類」の扱いが多いのですが、ここでは「もち」の存在がとても気になります。

以前お正月用にということで、たまたま自宅の機械で作り売られていました。ただその後も近所の常連のお客さんから「もちは無いの?」とたびたび催促がありそれ以後、毎年年の暮れから翌年の暖かくなる頃までの期間限定で売るようになって、今ではこのお店の看板商品です。

そして私個人的に初めからとても気になっていながら、失礼に当たるのではとためらっていた「ピサの斜塔みたいな外観」について恐る恐る尋ねてみました。すると「風のせいでこのようになってしまった」とのこと。

そしてさらに「経営は全く傾いていませんよ!(笑)」と冗談っぽいコメントが。 

メニューはもちろん、その時期によって変わります。これらは基本すべて100円ですが、物によって多少の幅があります。

以前ここで、はっさくを購入したのですが外見からは想像が出来ないぐらい(店主様ごめんなさい)に中身は果汁たっぷりの実がつまっていて、その味は見事に私の事前予想を裏切ってくれる物でした。

他にも季節によって、たまねぎ・びわ・たけのこ・スイカなどが店頭に並ぶそうで、とても楽しみです。

 

 

②警官写真としきび

そして次に紹介させていただくのはこちらのお店。

 

普段はご覧の通り無人のお店ですが、近くにお寺がある関係でお彼岸の時期にはお墓参りに来られる多くの方が「しきび」を購入されるので、午前中はスタッフの方が臨時で準備・対応されているようです。

商品の品揃えは白菜、レタス、ミカン、玉ねぎ、ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、トマト、ブロッコリー、ダイコン、はっさく、文旦そしてしきび。とにかく野菜の種類が豊富です。

市場に出せない(外観の見栄えが良くない)様な商品を安く提供してお客様に喜んでいただこうと、女性の店主が初めは「ボケ防止」のために始めて既にまる4年が経過してます。

地元の人たちのみならず島外からも多くのお客様がご利用される「有名店」で、以前に地元の広報誌に取り上げられた実績もあります。

 

さらに驚くべきは、ご覧の通り壁やお金入れの箱の周りに数枚の「警察官」の写真が貼ってあります。

「この警察、私の友達(?)やで!」

とその真偽はともかく、これらの写真の警察官が常に不正が無いか見張り(!?)をしているそうです。

このアイデア何ともほっこりしていて最高だと思いませんか?(笑)

 

 

③花とやさいのほっこり販売所

最後にかわいい「花・やさい」の看板が目立つお店を紹介しておきます。

この日は採れたてのブロッコリー、レタス、さらに小さなビニールポッドにはエニシダ、ユキヤナギ、サボテン、アロエなどの数々の植物が揃っていました。

このお店はご夫婦で経営されていて、野菜はご主人が近所のご実家で栽培され、お花は奥様が仕事の合間にビニールハウスで栽培されているそうです。野菜に加え、植物も販売されているのは珍しいですよね。

きっかけは奥様の趣味が高じてとのことで、始められてもう7年ほどになるそうで、確かにご自宅の周りにはいろいろな植物が溢れていました。

「時間があったら、こういう事ばかりしていたいのですが・・・」と「お花」に対する奥様の愛情がひしひしと感じられました。

この値段と品揃えなので、当然ながらご近所の人にもとても好評のようです。

 

 

まとめ

ここ淡路島は古代から平安時代にかけて、当時の朝廷や皇室に新鮮な食材を献上していたそうで『御食国(みけつくに)』と呼ばれています。この代々に受け継がれている風土・食の豊かさが、現在多くの『無人販売所』を生み出しているのかも知れません。

ドライブ中に運よく淡路島ブランドの『無人販売所』を発見できたら、一度立ち止まりじっくり商品を覗いてみて下さい。
そこに人はいませんが、人の温もりが必ず感じられるはずです。

店主さんは皆さん「お客様の良心」を信じ、さらに人が良くて気さくなかたばかりです。販売されている個々の商品には、それぞれの店主の「思い」がたくさん詰まっています。

 

あとご利用の際には、事前に小銭(100円)の用意をお願いします。

現場に両替機は有りませんし、おつりも出ません。さらに残念ながらキャッシュレスのシステムも利用出来ません。そして料金箱に落ちる硬貨の心地よい音の響きを生で体験してみてください。

 

※記事内容は取材当時の情報です。詳細は各イベント・施設・店舗までお問い合わせください。

Date:2020.10.02

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